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アナログ防犯カメラとは？メリットとデメリット

防犯カメラには、デジタル信号方式とアナログ信号方式がありますが、今回はアナログカメラについて説明します。アナログカメラには、30万画素から500万画素まで幅広い画質のものがあります。

アナログカメラは、同軸ケーブルを使用したカメラシステムで、CCTV（Closed Circuit Television）システムと呼ばれています。昔は防犯カメラといえばテープレコーダーを使ったシステムでした。現在では、ハードディスクレコーダーに記録するシステムが主流となっています。
 

＜アナログカメラのメリット＞

最近はネットワークカメラが多く販売されていますが、まだまだアナログカメラの需要はあります。そんなアナログカメラのメリットについて解説します。
 

・コストパフォーマンスが高い

アナログカメラは安価でありながらある程度の画質や機能を備えているためコストパフォーマンスが高く、予算が限られている方やコストを抑えたい方にお勧めのシステムです。

・コマ落ちしない

アナログカメラは、映像伝送の際にフレームが失われることはありません。アナログカメラは、リアルタイムの映像監視やライブ映像監視が必要な現場に適しています。ネットワークカメラはアナログカメラと比較されることが多いですが、アナログカメラの利点である数秒のフレームラグやタイムラグが発生します。 

・専門知識不要

アナログカメラは、IPアドレスなどのネットワークに関する専門的な知識がなくてもすぐに使用することができます。不具合が発生した場合やメンテナンスが必要な場合、専門的な知識がないと解決できず、専門業者に依頼すると出張費や技術料が加算され、思わぬ出費になることがあります。そのような場合、アナログカメラであれば専門知識がなくても設置が可能です。

＜アナログカメラのデメリット＞

・アナログ画質

アナログカメラはアナログ信号を使用しているため、デジタル信号に比べて画質が劣ります。最近では、アナログハイビジョンカメラと呼ばれるAHDカメラが登場し、画質もかなり向上しましたが、それでもデジタル防犯カメラに比べると画質は劣ります。
 

・配線工事、電気工事が必要

アナログカメラは同軸ケーブルを使用するため配線工事が必要です。カメラを屋外に設置する場合は、配管を通して配線する必要があるため、専門の業者に依頼する必要があります。またアナログカメラの近くに電源を設置する場合、電気工事士の資格が必要な現場もあるので注意が必要です。

・アナログハイビジョンカメラ

最近では、アナログカメラでありながらハイビジョン映像が撮影できるAHD防犯カメラも登場しています。安価で設置も簡単ですが、配線工事が必要ですのでご注意ください。